コスモエネルギーグループの中核会社として石油精製を担うコスモ石油株式会社。同社では海外から調達した原油を自社製油所で石油製品に精製し、内航タンカーで全国の油槽所へ供給しています。年間約4,000航海にも及ぶ配船計画では、製品在庫や桟橋の混雑、気象・海象、運航効率など多様な条件を考慮する必要があり、担当者にとって非常に負荷の高い業務でした。
そこでコスモ石油では約3年の準備期間を経て、2025年4月からALGO ARTISのAIによる配船計画最適化システム「Optium」の本格運用を開始。計画策定の高度化と情報の一元化により、複雑な配船業務の効率化に取り組んでいます。導入の経緯や導入後の変化について、担当者に聞きました。