AI(アルゴリズム)のコンサルティング及びソリューションを提供する株式会社ALGO ARTIS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:永田 健太郎)は、2021年7月に続くシリーズ A のエクステンションラウンドを完了いたしましたので、お知らせいたします。本ラウンドは株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:郷治 友孝)をリードインベスターとし、関西電力の CVC である合同会社K4 Ventures(本社:大阪府大阪市北区、代表:彌園 豊一)とみやこキャピタル株式会社(本社:京都府京都市左京区、代表取締役:山口哲史、岡橋寛明、菅谷常三郎)を新規の引受先とする第三者割当増資を 2021 年 9 月に完了いたしました。これに伴い ALGO ARTIS のシリーズ A ラウンドでの合計調達額は 5.28 億円となりました。
ALGO ARTIS は「社会基盤の最適化」というコーポレートミッションのもとで、現場に「使える」AI(アルゴリズム)を提供するためにコンサルティング・デザイン・システムの力を駆使して優れた最適化 AI(アルゴリズム)を現場に導入し、継続的に価値を提供することを目指し事業を展開しております。
プラントやロジスティクスのスケジュール管理を始めとする幅広い社会基盤の管理業務を対象とし、現場で継続的に利用されるために、入念なヒアリングとコンサルティングを経てアルゴリズム・デザイン・機能を設計・実装しております。また、実装の過程ではプロトタイプを提供し、実際に利用いただくことで机上では把握できない課題を抽出し、改善を繰り返すことでスムーズな現場導入を実現しております。
ALGO ARTIS は、今後の事業成長及び財務戦略を見据えた資本政策の一環として、シリーズ A エクステンションラウンドでの資金調達を実施いたしました。この度のラウンドで調達した資金は、主にエンジニア等の人材の獲得費用に充て自社プロダクトの開発を促進し主要事業の成長をより一層加速いたします。
投資家等からのコメント
■ みやこキャピタル株式会社 代表取締役 パートナー 岡橋 寛明 氏
資源・エネルギー、素材、運輸・物流などインフラを支える産業の現場において、オペレーション運用の生産性向上、コスト削減、リスク管理のみならず、温室効果ガスの排出など環境問題への実効的な対応策としても、最適化問題を用いたアルゴリズム的手法は有効でありニーズも高いであろうとALGO ARTIS社の今後の事業展開に大いに期待しています。
産学連携を通じた技術・人材の紹介、法人営業を含め一層の発展に向け支援してまいります。
■ 関西電力株式会社 火力事業本部 副事業本部長 岡本 央 氏
この度、ALGO ARTISにK4Vを通じて出資させて頂くこと、大変嬉しく思います。
これまで火力発電所の運用高度化について検討いただきましたが、ALGO ARTISの現場に「使える」AIを作りたいという強い想いと、それを実現させる最適化技術に大変感銘を受けました。
産業界には属人化した現場運用といった最適化余地がまだまだ広く眠っていると考えます。
こうした課題の解決を通じて社会基盤を支える会社として、今後の成長を期待しています。
株式会社 ALGO ARTIS 代表取締役社長 永田 健太郎のコメント
私達はこれまでに、社会基盤を支える企業が直面する複雑な条件下での最適運用に関する課題が、AI(アルゴリズム)を駆使することで解決可能であることを確認してきました。
一方で今後は、安全性・安定性や経済性だけではなく環境負荷などさらに多様な要素を含めた、より高度な最適化が必要とされる世界になるでしょう。
私達のソリューションが、あらゆる人にとって大切な社会基盤の持続可能性の向上に大きく貢献するため、今回のラウンドでは資金面だけに留まらない様々な側面からの強力なサポートをいただけることとなりました。
引き続き関係者の皆様のご協力をいただきながら、社会基盤の最適化に向けてより一層努力して参ります。