世界有数の競技プログラミングコンテストサイトであるAtCoder上で開催されたAtCoder Heuristic Contest 033において、当社アルゴリズムエンジニアの海野が準優勝、北原が3位(※)、渡辺が7位、河野が8位、松尾が9位、川端が16位入賞いたしました。
AtCoder Heuristic Contestとは、最適解を求めることが困難な問題に対し、効率よく良い解を見つけることが求められるプログラミングコンテストです。今回のコンテストでは、5台のクレーンを使用してより短い時間でコンテナを指定された順番で搬出する問題が出題され、1139人が腕を競いました。問題では、限られた空間内でクレーン同士やコンテナとの衝突を防ぎながら効率的に複数台のクレーンを動かすこと、残タスクの作業量の見積もりとボトルネックとなるクリティカルパスを考慮しながら作業スケジュールを立てることなどが求められ、各参加者が工夫を凝らしてアプローチをしました。
受賞者に今大会の感想やチャレンジ、今後の目標などについてコメントを頂きました。
海野のコメント: 自分では思いつかないような賢い手順をAIに出力させることができ、最適化コンテストの醍醐味を改めて感じることができました。
北原のコメント: コンテスト終盤で方針を変えたことが功を奏しました。なぜかランキングが落ちたので、松尾さんのレートを抜けるよう頑張ります。
渡辺のコメント: 見た目のシンプルさからは想像もできないほど難しく、とても面白い問題でした。次回も対戦よろしくお願いします!
河野のコメント: 上位に入ることができて嬉しいです。今後も社内の猛者に刺激を受けつつ、良い成績を取れるよう頑張ります。
松尾のコメント: 自分で育てたクレーンAIの動きに次第に愛着が湧いてくる1週間でした。1139人中9位なのに社内5位となり悔しいため、次は両方1位を目指します!
川端のコメント: コンテスト全体では比較的上位をとることができましたが、社内にはまだ5人も上がいるので、もっと上位を目指せるよう頑張ります。
当社では、技術向上の観点から社員に対して定期的なコンテストへの参加を推奨しております。今後もコンテストを通して得られた知見を実際の問題にフィードバックし、真に現場で使い続けられるAI開発に努めてまいります。
(※北原はアルバイトとしてALGO ARTISに所属しております。)