最適化AIにより社会基盤を支えるあらゆる産業の高度な計画最適化を実現する株式会社 ALGO ARTIS(アルゴ・アーティス、本社:東京都港区、代表取締役社長:永田 健太郎、以下、ALGO ARTIS)は、富士工業株式会社(本社:神奈川県相模原市、代表取締役社長:柏村 浩介、以下、FUJIOH)向けに、AI(アルゴリズム)を活用した工場における基準生産計画の最適化ソリューションの開発を開始しました。本取組は弊社初の一般家庭用厨房機器分野におけるソリューション提供となり、今後も「社会基盤の最適化」というビジョンのもと、多様な分野の課題解決およびコスト・リスクの低減に貢献していきます。
これらの課題解決に向けてALGO ARTISは、同社の経験・ノウハウや実務上の複雑な運用ルールを反映したオーダーメイドのアルゴリズムを開発。工場における基準生産計画を自動で最適化します。
本最適化ソリューションにより、生産計画作成時間の大幅な短縮による「情報リードタイムの短縮と業務負荷低減」、業務ロジックの透明性を高め「属人化の解消」、そして最適化された生産計画により「生産効率の向上、平準化、安定供給」を目指していきます。
これまではスクラッチで開発した生産計画立案システムで策定していましたが、近年、生産性向上や品質向上のための制約条件や要望が増え、一方のプロセス要件を満たすと他のプロセスにハレーションが起きる等、複雑性が高まってきていました。当初は一般的な生産スケジューラでの解決を検討しましたが、リードタイムの短さや基幹システムの使い方、管理品番の量の多さ等、様々な面で解決すべき課題が多すぎたため困難であると判断し、スクラッチでの検討に切り替え、ヒアリングを重ねてきました。
導入検討においては、複数社のソリューション比較を行いましたが、ヒアリング時の業務理解力、傾聴力、そして提案内容の面から、「ALGO ARTISと一緒に仕事がしたい」とメンバー全員の意見が一致しました。もっとも決め手になったのは、エンジニアの方が実現性に自信を持っていた点かもしれません。今回ALGO ARTISの最適化ソリューションにて、工数削減、属人化、生産プロセスの生産性向上を図り、需要予測やサプライチェーン全体の最適化にも範囲を広げて取り組んでいきたいと考えています。
※1:キッチンのコンロ上部に設置されている換気用の設備のこと。調理の際に発生したにおい・煙を、部屋の外へと逃がす役割がある。
※2:富士工業グループは、一般家庭用レンジフード供給台数国内シェアNo.1。(2021年4月東京商工リサーチ調べ。ODM生産品を含む)
※FUJIOHは富士工業グループの企業ブランドです。
株式会社ALGO ARTIS について
ALGO ARTISは、「社会基盤の最適化」というコーポレートビジョンのもと、社会基盤を支える現場の運用計画を独自のアルゴリズムによって最適化するAIソリューション「Optium(オプティウム)」を開発・提供しております。極めて複雑な運用環境にも適応可能な特殊なアルゴリズムと世界トップクラスの技術力を駆使して、人による計画策定では難しい高度な最適化を実現することで、現場の課題解決およびコスト・リスクの低減に貢献しています。