8月23日から9月2日の10日間、世界有数の競技プログラミングコンテストサイト「AtCoder」で開催された「AtCoderHeuristic Contest 036」において、当社アルゴリズムエンジニアの海野が3位、渡辺が4位、桐原が6位に入賞いたしました。
AtCoder Heuristic Contestとは、最適解を求めることが困難な問題に対し、効率よく良い解を見つけることが求められるプログラミングコンテストです。今回のコンテストでは、都市間を効率よく移動するための信号機の切り替えがテーマの問題が出題され、1,103名の参加者がその技術を競い合いました。
この問題は、どのように信号機の設定を用意するか・どのような経路で移動して信号機を切り替えるかという点で工夫が求められ、各参加者が様々なアプローチで挑戦。海野、渡辺、桐原の3名はそれぞれ独自の戦略を駆使し見事上位入賞を果たしました。
海野:問題のパラメータに応じて様々な工夫が求められる、面白い問題でした。本質的なポイントに気がつくまでに時間がかかりましたが、試行錯誤の末にたどり着けてよかったです。
渡辺:問題を解く上で何が重要な性質か、それをどのように利用してプログラムを実装するかということに頭を悩ませ続けた10日間でした。非常にやりごたえがあり、面白かったです!
桐原:シンプルな問題設定ながら多数の解法が考えられる面白い問題でした。様々な方針や工夫の中から、結果への影響度と実装量や実行時間の負担のバランスを取りながら優先順位を付けて取り組みました。
当社では、技術向上の一環として、社員に対して定期的なコンテストへの参加を推奨しています。今後もコンテストを通して得られた知見を実際の課題にフィードバックし、真に現場で活用され、使い続けられるAI開発に努めてまいります。