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省エネルギーな分子生成に挑戦 |競技プログラミングコンテスト「AHC057」で当社エンジニアが優勝・準優勝
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2025.12.09
株式会社 ALGO ARTIS

世界有数の競技プログラミングコンテストサイトであるAtCoder上で開催された「AtCoder Heuristic Contest 057」(AHC057)において、当社アルゴリズムエンジニアの木村が優勝、堀江が準優勝、森が8位、北原が17位、渡辺が18位と、上位20位に5名のメンバーがランクインする好成績をおさめました。

【コンテストの出題テーマ】

AtCoder Heuristic Contestとは、最適解を求めることが困難な問題に対し、限られた時間で効率よく良い解を見つけることが求められるプログラミングコンテストです。

今回のコンテストには世界中から700人以上が参加。

平面上を動き回る原子同士を効率よく結合させ大きな分子を生成することがテーマとして出題されました。

  • 原子と分子を結合させるか、同じ大きさの分子同士を結合させるか
  • いかに満遍なく分子を配置し、周囲の原子と短距離で結合できるか
  • 分子の位置、速度、質量をどのように制御するか

といった点がポイントとなり、参加者はそれぞれの工夫を凝らして挑みました。

【入賞者のコメント】

木村(優勝🥇)遂にAHCで優勝することができました!コンテスト期間が4時間の短期AHCは実装が間に合わないことが多く苦手意識がありましたが、分子の周囲の原子を1つずつ吸収するというシンプルな方針を採用したことが決め手だったと思います!

堀江(準優勝🥈):探索空間を制限し探索を効率化する典型手法の活用と、ビジュアライザを用いた問題特性の考察により、久しぶりに良い順位を取ることができて嬉しく思います。

森(8位):強い貪欲を組んでいった結果、最適化が難しくなったように感じましたが何とか焼きなまし法を適用してスコアを伸ばせて良かったです。

北原(17位):操作に時刻が絡むため、焼きなまし法を適用するのに苦労しました。

渡辺(18位):様々な方針で良いスコアを取ることができる、非常に面白い問題でした。

【ALGO ARTISの取り組み】

当社では、技術向上の観点から社員に対して定期的なコンテストへの参加を推奨しております。今後もコンテストを通して得られた知見を実際の問題にフィードバックし、真に現場で使い続けられるAI開発に努めてまいります。


※ 堀江、北原はアルバイトとしてALGO ARTISに所属しています。

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